【アーカイブ】2020年4月:原油が「マイナス」になったあの日
今から5年前、コロナ禍の真っ只中。世界は、そして私は、前代未聞の光景を目にしていました。 「原油価格がマイナスになる」という狂気の相場。2025年末の今、改めて当時の記録を公開します。 私がなぜ、189万円の損をしても市場から降りないのか。その答えがここにあります。
連日連夜のストップ安更新は、WTI原油価格連動型上場投信(1671)です。このコロナ相場で天国から地獄に落ちた代表的銘柄の一つでしょう。今日の終値は昨日から更に▲100円下げて585円となりました。恐ろしい下げとしか言いようがありません。
原油先物では爆損して悶絶している投機家が多数いると思っていますが、レベル感は違えど、WTI原油ETF(1671)でも、悲鳴を上げている投資家は多いことでしょう。今は、パニック的な投げ売りでストップ安になっていますが、ここが買い場なのか、それとも……。この判断、間違っていますか。
原油先物は先日、5月限(ごがつぎり)が、まさかのマイナス40ドルとなりました。1ドル台で「一獲千金」のチャンス到来と思い、全力で買った人も少なからずいたと思いますが、「まさかのマイナス価格」で強制ロスカットを食らった人も多かったはずです。
コロナの長期化で、過去の経験則がまったく通用しなくなっています。この前代未聞の大相場で、「二度と商品先物はしない」と泣き言をいっている投資家も少なくないでしょう。
原油先物市場は6月限も暴落相場の真っ只中で、そう簡単には戻らない展開になりそうです。また、一部のネット証券では、マイナス価格に対応できず、猶予数分で7月限に強制切り替えが行われるなど、ショート勢ですら一瞬で踏み上げられ爆損をこいたようです。これはあまりに惨い話です……。
こうした混乱の中、トランプ米大統領はイランへの攻撃指示をツイートし、地政学リスクを高めることで原油価格を上げようと「涙ぐましい努力」をしています。また、WHOのテドロス事務局長が「世界は元に戻らない」と発言するなど、変わり身の早さにはトランプ大統領が激怒するのも理解できます。
いずれにしても、原油先物は怖すぎます。やるならETFしかないと思っていますが、まだまだ下げそうな気もします……。この先、WTI原油ETF(1671)をいつ入るか。400円台でしょうか。まずは流動性が高くなるまで待とうと思いますが、我慢できるかどうか……。
WTI原油価格連動型上場投信(1671)の年初来高値は2020/01/08の2,822円でした。それが今日(4/23)年初来安値を更新し、わずか3か月で価格は5分の1。コロナ相場とはいえ異常です。明日はどうなるか、そろそろ買い場が近いかな……。
――あれから5年。
当時の私は、まさか将来の日経平均が5万円を超え、自分が「タイミー」という銘柄に翻弄されているとは夢にも思っていませんでした。この原油の地獄があったからこそ、昨日の大納会での数万円の調整など、かすり傷にすら感じない自分になれたのだと思います。
明日の大晦日は、この「原点」から、どうやって今の自分へ繋がったのか。2025年の全記録を総括します。