「金融庁認可の取引所だから安心」――。かつて私はそう信じていましたが、実体験を通じてその考えは打ち砕かれました。仮想通貨(暗号資産)の世界では、認可の有無以上に「企業の誠実さ」を見極める力が必要です。
私がかつて利用していたLiquid by Quoine(リキッド)。同社が手がけたICO銘柄「QASH」では、平均取得94円に対し、現在は3円前後という、株式で言えば事実上の破綻に近い壊滅的な状況を経験しました。投資は自己責任ですが、当時の過剰な期待を抱かせる発信内容と、その後の説明不足には、今でも強い違和感を拭えません。
【比較検証】サポート体制に見る「顧客軽視」の兆候
企業の体質は、苦境に立たされた時の対応にこそ現れます。私がLiquidを「最低評価」とする決定打となったのは、コロナ禍におけるサポート体制の差でした。
| 証券・取引所 | 電話サポートへの対応(2020年当時) |
|---|---|
| Liquid by Quoine | 一時休止から、そのまま「全面的に廃止」。顧客との接点を断つ姿勢。 |
| bitFlyer | 休止を経て、社会状況に合わせて「順次再開」。顧客目線の常識的な対応。 |
Liquidのサポートはメールのレスポンスも極めて遅く、忘れた頃に「FAQを見てください」という定型文が届くのみ。こうした「顧客を蔑ろにする企業文化」がある限り、どれほど国内取引量を謳おうとも、大切な資産を預ける先としては不適格であると判断せざるを得ません。
端くれ投資家の仮想通貨戦略:BATへの期待
現在は使い勝手と信頼性を重視し、国内最大級のbitFlyerをメインに利用しています。初心者でも直感的に操作できるUIは、ボラティリティの激しい仮想通貨取引において「誤発注を防ぐ」という最大の防御になります。
現在保有しているのは、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、そして最も期待しているベーシックアテンショントークン(BAT)の3銘柄です。
BATは現在含み益が出ており、今後の急騰を期待しています。異次元の金融緩和により溢れた資金が仮想通貨市場に流れ込んでくるのを、果報は寝て待つスタンスで守り抜きます。
「ホワイトペーパー(目論見書)」の絵空事ではなく、実際のサポートや企業の動きを自分の目で確かめること。これが仮想通貨市場で生き残るための、私の自衛術です。