謹んで新年のご挨拶を申し上げます。2026年、新しい幕が開きました。
本ブログは今年、『資産2,000万への航海図|端くれ投資家の奮闘記』として新たな船出を迎えました。15年超の歳月を戦い抜き、七転八倒しながらも生き残ってきた記録を、次なる頂への確かな道標として刻んでいく決意です。
さて、日経平均5万円。かつては夢物語だった数字が現実となった今、私たちの目の前に広がるのは、どこか足場の脆い、浮足立った景色です。大規模な財政出動に下支えされた、いわば「官製相場」とも言える異質な熱気。その歪みの中で、私たちは今、真の生存戦略を問われています。
昨日の大晦日に公開した総決算記事で、私は現在の市場を「隣のトラベーターだけが高速で動いている、巨大な駅の通路」に例えました。2026年は、この残酷なまでの「歪み」が、より鮮明になる年だと考えています。
「停滞」という需給の歪みを、時間軸で溶かす
市場を猛烈に引っ張る一部の大型銘柄が、隣の高速トラベーターで先へ運ばれる脇を、私は自らの足で一歩ずつ進んでいます。現在、私のポートフォリオで「停滞」という足止めを食らっているのが、期待の タイミー(215A) です。
2025年の大納会での急落。含み損を抱えたままの越年。しかし、先日触れた「金利のある世界」への正常化が進む今、最終的に評価されるのは、タイミーのような実需に基づいた労働インフラの価値だと確信しています。
2020年の原油マイナス、2022年のアメ株爆損、そして2024年の▲189万円。あの地獄を潜り抜けて学んだ真理は、「市場の非効率(歪み)が解消されるには、相応の時間が必要だ」ということ。タイミーの再評価まで、時間軸を味方につけてじっと耐える。この「忍耐」こそが、2026年の私に課せられた最大の試練であり、戦略です。
攻めの「サイバー」と実装を待つ「PKSHA」
停滞する銘柄を抱えながらも、ポートフォリオに熱を供給し続ける攻めの核。それが サイバーソリューションズ(436A) です。決して安定感があるわけではありません。しかし、IPOセカンダリとして私が大きな期待を寄せているこの銘柄には、相場を切り拓く爆発力があります。荒波を越えた先の一段高を信じているからこそ、他の銘柄の需給の乱れにも、どっしりと構えていられるのです。
そして、AIの真価が問われる年に、実装への期待を秘めた PKSHA(3993)。AI銘柄の選別が残酷に進むであろう2026年において、実需に裏打ちされた「本物」がいつか資産を加速させてくれる。その時を、適切な距離感で静かに待ちます。
2026年、端くれ投資家の「歩法」
通路の先には、依然として「バブル崩壊」という名の影が見え隠れしています。金利急騰というリスクも無視できません。高速トラベーターに身を任せきりにしている人々が、急変を前に立ち往生する中、私たちは自らの足で路面を確かめながら進む必要があります。
「決して安定感はないが、IPOセカンダリのサイバーを攻めの軸とし、タイミーの成長を時間軸で捉え、キャッシュポジションを冷徹に調整する」
1月5日の大発会から、また新しい答え合わせが始まります。本年も、主観に溺れず、市場という客観的な鏡と対話しながら、泥臭く相場にしがみついていく所存です。2,000万という次なる港を目指して。
2026年 元旦