市場が静まり返る土曜日の夜。自身の現在地を確かめるため証券口座を開くと、そこには「規律」を貫いた者だけが手にできる、揺るぎない数字が刻まれていました。
2026年1月17日現在、新NISAの評価損益は+572,162円。騰落率は26.6%に達しています。かつて含み損160万円に震え、呼吸困難になっていたあの日。あの「痛み」を我慢料として支払い、規律を研ぎ澄ませてきた答え合わせが、今この数字に集約されています。
究極のドルコスト平均法:毎日投資という「無心」の規律
私の積立スタイルは、月単位ではなく「毎日投資」です。これは、投資家としての感情を完全に殺し、市場のノイズを無力化するための究極のドルコスト平均法だと考えています。
暴落しようが暴騰しようが、システムが淡々と、無慈悲に買い続ける。この「一分の隙もない時間分散」こそが、荒れ狂う相場において最も確実に資産の底上げを可能にする、端くれ流の生存戦略です。月1回の積立では拾いきれない「底」を拾い、高値掴みのリスクを限界まで平準化する。その積み重ねが、今の26.6%という景色を形作っています。
S&P500は5位!?「運用効率」という知られざる真実
好調な相場の中で、多くの投資家が「S&P500やオルカンだけで十分」と考えがちです。しかし、2026年の戦略を練る上で無視できないデータがあります。それは、過去10年における「シャープレシオ(運用効率)」の比較です。
シャープレシオとは、簡単に言えば以下の計算で導き出される「投資のコスパ」のようなものです。
この数値が大きいほど「リスクを抑えて賢く稼いだ」ことになります。驚くべきことに、過去10年のデータでは、王道と言われるS&P500インデックス(5位)を上回る効率を叩き出したファンドが存在します。特に1位・2位を独占する「金(ゴールド)」の安定感は、分散投資の重要性を改めて突きつけてきます。
| 順位 | ファンド名(投資対象) | 運用効率(10年) | 直近リターン(年率) |
|---|---|---|---|
| 1 | iシェアーズ ゴールド(金現物) | 1.358 | 37.62% |
| 2 | 三菱UFJ 純金ファンド(純金信託) | 1.164 | 38.00% |
| 3 | 野村世界業種別投資(世界半導体) | 1.161 | 63.75% |
| 4 | 三井住友・配当フォーカス(国内株) | 1.033 | 24.86% |
| 5 | iシェアーズ 米国株式(S&P500) | 1.004 | 26.17% |
900万円の待機資金と生存の美学
特筆すべきは、手元に約900万円の買付余力を維持している点です。この上昇相場で全力投資(フルインベスト)しない私を、機会損失だと笑う人もいるでしょう。しかし、私は「勝つこと」よりも「生き残ること」を優先します。
かつて▲160万円の絶望で呼吸が止まりかけた私が辿り着いた境地は、「いついかなる暴落が来ても、平然と毎日投資を継続できる余力を残す」という臆病なまでの慎重さです。この約900万円は、市場が悲鳴を上げたときに、私の規律を貫くための「魂の弾薬」です。
結びに:航海は続く
土曜日の静寂の中でこうして実績とデータを公開するのは、慢心を戒め、自身の規律を再確認するためです。昨日の20円、今日の15円というささやかなアドセンスの収益。そして画面に刻まれた「+57万円」という含み益。そのどちらもが、私にとっては等しく価値のある「生存の証」です。
月曜日からの市場がどのような波を立てようとも、私はただ、毎日投資という規律を信じ、淡々と海を進むだけです。
100万から1,000万へ。そして1,600万の現在地から2,000万へ