地獄の800段——パダール島、炎天下の登山
今日は現地時間の朝6時半出発。コモド国立公園の玄関口、パダール島の山頂を目指しました。約800段の階段を登る、と聞いていましたが——甘く見ていました。完全に、甘く見ていました。
5合目あたりから「これは只事ではない」と気づき始め、7合目に差し掛かったところで、眼の前がまともに見えないほどの貧血状態に。赤道直下の炎天下、容赦のない日差しの中での登山は、15年超の投資人生で味わったどんな暴落よりも、ある意味で過酷でした。
「次は冬に来よう」と思いましたが、ここは赤道付近。冬という季節はあれど、気温はそれほど変わらないのかもしれません。それでも山頂から見渡す絶景は、苦労して登った者だけに与えられる、本物の報酬でした。
コモドドラゴンとの対峙、ピンクビーチ、そしてイルカの群れ
パダール島の次はコモド島へ。人類が発見してからまだ100年ほどという太古の楽園で、野生のコモドドラゴンと対峙してきました。その後は世界でも珍しいピンクビーチを見学。ホテルが用意してくれた昼食弁当を、無人島の浜辺でいただきました。
午後はシュノーケリングへ。マンタや亀を期待して2か所を回りましたが、待ち受けていたのは——イルカの群れ。予定外の出会いというのは、相場でも旅でも、悪くないものです。
帰路では砂浜の小さな島を横目に通り過ぎ、最後はクルーザーがアヤナホテルの桟橋に横付け。クルーザー1隻を貸し切りにした、贅沢でコンパクトな冒険の1日でした。


夜はアヤナホテルで和食。ロブスターにステーキ、1日の疲れをそれだけで癒そうとする贅沢さは、端くれ投資家なりの労い方です。それでも朝の熱中症に近い症状は、夜になってもまだ体に残っています……。今日は風呂に入って早く寝ます。
一方、相場は——日経平均、史上初の6万円台へ
端くれ投資家がパダール島の階段で七転八倒している間に、相場でも歴史的な瞬間が訪れていました。
日経平均は172円高の59,758円で続伸スタート。序盤は堅調に推移し、午前9時6分には60,013円まで上昇。取引時間中として史上初の6万円台を記録しました。
しかし、達成感の壁は厚かった
節目突破の高揚感も束の間、利益確定の売りが一気に押し寄せました。前場は633円安の58,952円で引けるという急反落。後場は下げ渋る展開となり、徐々に下げ幅を縮小したものの主だった上値材料に欠け、最終的には445円安の59,140円と4営業日ぶりの反落で引けました。
「6万円」という大台は、到達した瞬間に達成感という名の売り圧力が解き放たれる——相場の節目とはいつもそういうものです。明日以降は日米の決算銘柄に注目が集まります。
ポートフォリオは+15.23%——SBGのみが孤軍奮闘
今日の保有銘柄は、昨日の+16.00%からやや後退して+1,082,780円(+15.23%)。日経の下落を受け、多くの銘柄が前日比マイナスとなりました。
東電力HDが-6.48%、リクルートHDも-4.93%
最大の痛手は東電力HD(9501)の-44,550円(-6.48%)。昨日ようやくプラスに転じたと思ったら、今日は大きく叩かれました。リクルートHD(6098)も-39,200円(-4.93%)と急落、タイミー(215A)も-22,000円(-3.29%)。相場全体の利益確定売りが、幅広く波及した形です。
孤軍奮闘のSBG、今日も+3.86%
そんな中、またしてもソフトバンクグループ(9984)だけが+65,100円(+3.86%)と気を吐きました。3日連続でポートフォリオを支え続けるSBG——まさに屋台骨です。PKSHA(3993)も+27,000円(+4.27%)と健闘しました。
パダール島の800段を登りながら熱中症寸前になっていた頃、日経平均は6万円の大台を初めて突破していたわけです。なんとも対照的な1日でした。山頂で倒れそうになっている端くれ投資家をよそに、相場は歴史を刻み、でもすぐに達成感で急落する——まあ、そんなものです。東電力HDの-6.48%には「昨日戻したと思ったらまた叩かれるのか」と苦笑いするしかありませんが、SBGが3日連続で支えてくれている事実に救われています。体はまだ熱中症の余韻が残っていますが、相場も旅も、明日また立て直します。