5月8日(金)の夜間PTSで、中部電力(9502)を追加で100株購入しました。
一昨日の記事では6銘柄を一気買いしたことをご報告しましたが、その夜のうちにもう一手動いていました。本命と位置づけた中部電力への追加投資です。これにより中部電力の保有は計200株、取得単価は平均2,686円となりました。
現在の保有状況
評価損益合計は▲900円(▲0.05%)。6銘柄すべてNISA口座での保有です。中部電力は+2,400円と唯一プラスを維持しており、本命の貫禄を早くも見せています。トヨタ・ホンダ・NTTは小幅マイナスですが、中長期前提の保有ですので現時点では全く気にしていません。
なぜ中部電力をさらに買い増したのか
中部電力を本命視する理由は3つあります。
①JERA(ジェラ)という隠れた実力
中部電力が東京電力と共同出資で設立したJERA(ジェラ)は、世界最大級のLNG(液化天然ガス)調達・発電事業者です。国内の火力発電所の運営に加え、アジア・欧州・米国にまたがるグローバルなエネルギー事業を展開しており、その規模は日本の民間企業の中でも屈指です。LNGの年間調達量は約3,500万トンに及び、日本の電力安定供給の屋台骨を支えています。
JERAはエネルギー業界・電力業界に関わる人、機関投資家、アナリストの間では広く認知されていますが、非上場のため株式市場では直接取引できず、個人投資家には意外と存在感が薄い会社かもしれません。しかしこのJERAの好業績が中部電力の連結決算を力強く支えており、単なる「地方電力会社」という見方をはるかに超えた実力を持っています。AI時代のデータセンター向け電力需要の拡大という追い風も、JERAを擁する中部電力には直接的な恩恵となります。
②PBR0.65倍という割安さ
現在の中部電力のPBRは0.65倍です。業績が好調にもかかわらず、純資産の65%の価値でしか評価されていない。これは市場の非効率が生んだ歪みであり、同時に大きなチャンスです。
東証はPBR1倍割れ企業に対して改善策の開示と実行を強く求めています。中部電力もこの圧力から無縁ではありません。増配・自社株買い・資本効率の改善といった株主還元策が進めば、PBRは必然的に切り上がっていきます。
③2028年TOPIX改革という「制度の波」
私がかねてからこのブログで主張してきた、2028年のTOPIX改革という視点です。東証の代表的な指数TOPIXから約900銘柄が段階的に除外され、選ばれし約1,200銘柄へと絞り込まれます。インデックス投資の巨額資金が「流れ続ける銘柄」と「引き揚げられる銘柄」に二分されるこの大選別に向けて、PBR1倍割れ企業は「時価総額の向上」と「PBR改善」を迫られています。
中部電力はこの改革の恩恵を直接受ける銘柄のはずです。制度の力と実需の力、この両輪が揃ったセクターこそが、2,000万への航海における一等航路だと確信しています。
中部電力のチャート
チャートを見ると、すでに高値圏にあるように映ります。しかし繰り返しになりますが、値ごろ感で判断する銘柄ではないと確信します。残りのNISA枠(709,490円)を使いながら、下げる局面があれば着実に買い増していく予定です。
中東情勢――期待先行の株高に潜むリスク
フジテレビ系FNNの報道によれば、米国とイランの停戦交渉は依然として不透明な状況が続いています。米中央軍は8日、オマーン湾でイラン船籍の石油タンカー2隻を精密弾で無力化したと発表。一方のイラン革命防衛隊も石油タンカーを拿捕したと発表しており、双方の攻撃の応酬が続いています。
停戦交渉についても、米国側は「8日中にイランから回答が得られる」との見通しを示しましたが、イラン外務省は「対応は検討中」と述べるにとどまり、着地点はまだ見えていません。
来週の相場に向けて
米国4月雇用統計の結果を受けて、来週の東京市場がどう動くかが最初の焦点です。また中東情勢の交渉次第で、楽観ムードが一気に反転するリスクも頭に入れておく必要があります。
中部電力の追加購入により、残りのNISA成長投資枠は709,490円となりました。来週の相場を冷静に見極めながら、機を見て追加投資を検討していきます。中部電力を軸に、2,000万への航海は着実に続いています。

