今日も順調です。ただ、正直に言えば物足りない。
評価損益合計は+37,600円(+1.57%)。前日比で+19,300円の上昇です。悪い数字ではありません。でも今日は日経平均が史上最高値を更新し、ソフトバンクグループが日本企業初の純利益5兆円超を叩き出した日です。そんな歴史的な一日に、端くれ投資家のポートフォリオは緩やかに、静かに動いています。
今日の保有状況
銘柄別の前日比はこの通りです。トヨタが+19,300円(+3.39%)と今日の主役でした。ホンダも+3,300円(+1.31%)、JR東海+4,400円(+1.23%)と自動車・インフラ系が堅調です。NTTも+1,800円(+0.40%)と小幅ながらプラス。一方で中部電力が▲6,100円(▲1.10%)、ニトリHDが▲3,300円(▲1.41%)と小幅マイナスとなりました。
中長期前提のNISA保有ですから、日々の細かい動きは気にしません。全体で+37,600円のプラスが続いていれば十分です。
ソフトバンクグループ(9984)――日本企業初の純利益5兆円超
大引け後に発表されたソフトバンクグループの2026年3月期決算は、連結純利益が前年比約4倍の5兆22億円という衝撃的な数字でした。日本企業として初めての5兆円超えです。
好決算の主因はAI投資の成果です。オープンAIへの出資による投資利益は6兆円を超え、同社の公正価値は796億ドルに達しました。ビジョン・ファンドの1〜3月期の投資利益だけで3兆807億円という規模です。CFOの後藤氏は「AIはまだ始まったばかり。我々が革命の中心にいたい」と述べています。
夜間PTSでは3.74%上昇しています。しかしこれだけの好決算の割に株価の動きが限定的なのが正直な印象です。
なぜ株価が大きく動かないのか
理由はいくつか考えられます。まず来期の業績予想が開示されなかったこと。市場は「次の数字」を常に求めており、予想非開示は不透明感につながります。また5兆円という利益の大半がオープンAI等の評価益であり、実際のキャッシュを伴う利益ではないことも市場が冷静に見ている理由でしょう。年間配当も1株11円と低水準のままです。
4月28日にSBGを売った端くれ投資家としては、今夜のPTS上昇を見ながら複雑な気持ちです。ただ先週のストップ高・翌日急落という乱高下を経験した後では、この銘柄の値動きの激しさに改めて警戒感を覚えます。規律を持って売り切った判断は正しかったと、今も思っています。
日経平均――終値で初の6万3,000円台・史上最高値更新
今日の日経平均は529円高の63,272円で続伸し、終値として初めて6万3,000円台に乗せました。今月7日につけた終値最高値(62,833円)を更新し、新たな歴史を刻んだ一日となりました。
朝方は中東情勢の不透明感と米国市場のハイテク株安を引き継いで、一時400円超の下落となりました。しかしオリンパスやダイキン工業など好決算銘柄への買いが相場を支え、午後に入って上昇に転じました。東証プライム銘柄の約6割が値上がりという広がりのある上昇です。
TOPIXも3,919円と、イラン攻撃前の2月27日につけた最高値(3,938円)に迫る水準まで回復しています。
今後の注目点
明日以降の決算発表
今週は決算発表のピークが続きます。明日14日(木)はフジクラ(5803)、15日(金)はキオクシアホールディングス(285A)が予定されています。AI・半導体関連への影響が大きい銘柄だけに、内容次第では相場全体を動かす可能性があります。
中東情勢は依然として不透明
トランプ大統領の「イランをさらに2週間攻撃できる」発言、ネタニヤフ首相の「ウラン除去まで戦争は終わらない」という強硬姿勢は変わっていません。株価は楽観で走っていますが、地政学リスクは消えていません。原油価格の動向とともに引き続き注視が必要です。
NISA枠を使い切った今、端くれ投資家の仕事は「保有し続けること」と「次の波に備えること」の2つだけです。
2,000万への航海は、今日も着実に続いています。
