- 昨夜のPTS、NECに楔を打ちました
- 市場が開く前のポートフォリオ
- ニトリHD(9843)決算——夜間PTSで+3.75%の快走
- ホンダ(7267)決算——HV強化へ大きく舵を切る
- ホルムズ海峡はなお封鎖——それでも株高
- 端くれ投資家の独白
5月14日(水)、日経平均は3営業日ぶりに反落しました。前日の最高値更新の反動で利益確定売りが優勢となり、最終的に618円安の62,654円で安値引けとなりました。フジクラ(5803)がストップ安に沈むなど、AI・半導体関連銘柄への売りが目立つ一日でした。
とはいえ、端くれ保有のNISA銘柄たちは、日経の乱気流をよそに、ひっそりと、しかし着実に上昇を続けています。こういう日こそ、個別株の底力を感じる瞬間です。
昨夜のPTS、NECに楔を打ちました
昨晩23時36分、夜間PTS(Proprietary Trading System)でNEC(6701)を100株、4,031円で購入しました。NISA枠はすでに埋まっているため、ここからは特定口座での戦いとなります。
NECはもともと買いたいと思っていた銘柄でした。ところが、上昇局面で乗り遅れてしまい、「今から買うのは追いかけすぎか……」と躊躇していたのです。ところが5月14日、NECは大きく下落。これは押し目と判断しました。まずは100株、「楔(くさび)」だけ打ち込んだかたちです。
PTSで買った瞬間、すでに1,800円の評価益が乗っていました。とはいえ、本番は今日の東京市場。相場次第でどう転ぶかは、まだわかりません。
市場が開く前のポートフォリオ
本日の相場開始前時点での評価損益は以下のとおりです(画像でご確認ください)。評価損益合計は+52,300円(+1.87%)。NISA銘柄が堅調に貢献してくれています。
ニトリHD(9843)決算——夜間PTSで+3.75%の快走
5月14日の大引け後、保有銘柄であるニトリホールディングス(9843)の決算が発表されました。結果は好内容で、夜間PTSでは+3.75%の上昇を見せています。
決算のポイント
2026年3月期の連結最終利益は前期比8.1%増の892億円。そして2027年3月期は前期比1.9%増の910億円を見込んでいます。直近3ヵ月(2026年1〜3月期)の連結最終利益は前年同期比2.3倍の149億円と急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.3%から9.4%へと大幅に改善しました。さらに今期の年間配当は32円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は3.9%の増配方針です。
地政学リスクや円安・物価上昇といった逆風の中、ニトリの利益率改善は力強い内容でした。保有していて、素直に嬉しい決算です。
ホンダ(7267)決算——HV強化へ大きく舵を切る
ホンダ(7267)も同日に決算を発表しました。2027年3月期の連結純損益(国際会計基準)は2,600億円の黒字を見通しています。前期はEV関連の損失を計上し4,239億円の赤字でしたから、大幅な回復です。ただし、アナリスト予測平均の3,163億円には届きませんでした。
EVから、HV重視へ——三部社長の決断
注目は決算数字よりも、経営方針の大転換です。三部敏宏社長は会見で、2030年のハイブリッド車(HV)販売目標を「250万台規模に伸ばしたい」と表明しました。従来目標から30万台の上乗せです。一方で、2030年時点のEV販売比率の目標は撤回。さらに2040年に販売する新車を全てEVか燃料電池車(FCV)とする目標も取り下げました。
「大きな変化に対し、柔軟に対応できなかったことが大きな反省だ」という三部社長の言葉には、重みがあります。今後3年間(2029年3月期まで)の投資額は計6兆2,000億円。EV向け投資は8,000億円規模にとどめ、HVや内燃機関(ICE)には従来計画比で約1割増となる4兆4,000億円を投入します。さらにソフトウェアへの投資も1兆円規模とし、「ソフトウェアの戦いは今後キーになる」(川口CFO)との見解を示しました。
中国市場では生産能力の過剰が課題となっており、広汽ホンダのガソリン車工場1つを6〜7月から一時的に生産休止する方向で協議中とのことです。また、カナダでのEV生産プロジェクトを無期限凍結することも発表されました。
こうした方針転換を受け、ホンダは夜間PTSで+3.1%の上昇を見せています。本日の東京市場での動きが楽しみです。
ホルムズ海峡はなお封鎖——それでも株高
今朝のニュースで気になる報道がありました。米中央軍のクーパー司令官が議会向けの証言で、米軍はイランが保有していた約8,000個の機雷のうち90%以上を破壊したと明らかにしました。700回超の空爆でイランの機雷備蓄を壊滅させたとのことです。
ただし、石油・LNG輸送の要衝であるホルムズ海峡は依然として封鎖状態が続いています。2ヵ月半にわたる事実上の封鎖で、世界のエネルギー価格は急騰しており、トランプ大統領への戦争終結圧力も強まっています。イランとの間では不安定ながらも停戦が継続中で、トランプ大統領は停戦を「大きな生命維持装置につながれている」と表現しました。
戦争はまだ終わっていない。それでも株高——という状況が続いています。市場は「最悪期は脱した」と読んでいるのか、あるいは慢心なのか。端くれ投資家としては、楽観はしつつも、慎重さを忘れないようにしたいところです。
端くれ投資家の独白
ポジション病と言われればそれまでですが、「買いたかったけど乗り遅れた」銘柄が、ちょうど押し目をくれる——これが投資の妙味というものです。NECの夜間PTS参戦は、衝動ではなく、もともと描いていたシナリオに沿った行動です。まず100株の楔。規律ある入り方ができました。
ニトリとホンダの決算が重なり、夜間PTSでWの花火が上がる夜。こういう夜は眠れない(笑)。でも、それが投資の醍醐味でもある。ホルムズ海峡の封鎖が続く中での株高は、正直、不気味な部分もあります。「戦争リスクはもう織り込み済み」なのか、「市場が楽観しすぎている」のか——答えは誰にもわからない。だからこそ、規律を持って、淡々と投資を続けることが大切なのだと、改めて思います。
2,000万への航海、まだまだ続きます。