- 日経平均、史上最高値——それでも端くれ口座は静かだった
- 今日の保有銘柄|評価損益ランキング
- 銘柄別の個別分析
- 今日の相場概況|日経平均、史上最高値を更新
- 植田日銀総裁の講演——6月利上げはほぼ既定路線か
- 史上最高値の日に、なぜ私だけ取り残されるのか
日経平均、史上最高値——それでも端くれ口座は静かだった
日経平均が1,667円高・68,402円で引けました。終値ベースでの68,000円台は史上初。TOPIXも一時4,000ポイントを超え、市場は文字通り「歴史的な一日」でした。
AI・半導体への期待が続き、「7万円も視野に入ってきた」という声まで出ています。前日の米国市場でも主要3指数が揃って上昇し、その勢いがそのまま東京市場に流れ込んできた格好です。
……なのに、なぜ私の口座はこんなに静かなのでしょうか。
今日の保有銘柄|評価損益ランキング
評価損益合計:-12,150円(-0.21%)
前日比(評価額の変動)
SBI証券の画面(参考)
銘柄別の個別分析
三井海洋開発(6269)——孤軍奮闘の主力
昨日100株を再投入してから2日連続でしっかり上昇。累計含み益は+38,500円となり、ポートフォリオの中で唯一といっていいほど存在感を示しています。前日比+13,000円(+1.29%)は、今日の日経平均ほどではないにせよ、海洋開発セクター特有の底堅さを感じさせます。PERで割安と判断した直感は今のところ当たっています。引き続き注目しながら保有を続けます。
KDDI(9433)——通信の雄、今日は踏ん張った
前日比+13,500円(+1.69%)と、今日は通信セクターも日経の上昇に乗れました。累計でも+14,250円と安定したプラス圏。配当利回りの高さがディフェンシブ的な安心感を与えてくれる一方、劇的な上昇も期待しにくい。「守りながら稼ぐ」には悪くない銘柄です。
トヨタ自動車(7203)——育て中の新参者
昨日の夜間PTSで100株追加し、合計200株となったトヨタ。今日の前日比は+7,400円(+1.30%)と日経平均に連動した動き。累計では+5,000円と小さいながらプラス圏を確保しています。為替が円安方向で推移する中、輸出株としての恩恵を受けやすい局面でもあります。じっくり育てていきたい一本です。
中部電力(9502)——失速が気になる
累計で+2,200円とかろうじてプラスですが、前日比は-6,400円(-0.56%)と逆行安。今日のような全面高の日に電力セクターが取り残されるのは、利上げ観測が重石になっているからでしょう。植田総裁の発言で6月利上げの可能性が急浮上しており、金利上昇に敏感な電力・インフラ銘柄には逆風です。少し警戒が必要です。
日本精工(6471)——前日比は頑張ったが、累計はまだマイナス
今日の前日比は+13,200円(+3.79%)と、全保有銘柄の中で最も上昇率が高い結果でした。しかし累計では-6,300円とまだマイナス圏。機械・精密機器セクターは景気敏感株として日経全面高の恩恵を受けやすく、今日はその典型でした。ようやく反転の兆しが見えてきた感があります。
NTT(9432)——静かに沈む問題児
前日比-500円(-0.07%)と下落幅自体は軽微ですが、累計では-16,000円とじわじわ傷が深まっています。5,000株保有という大量保有ゆえに、わずかな株価下落が損益に響きます。通信インフラとして安定感はありますが、成長ストーリーが描きにくい現状、ポジションサイズについて改めて考える必要があるかもしれません。
JR東海(9022)——今日も動かず、累計-49,800円
日経平均が歴史的な最高値を更新した今日でさえ、JR東海は前日比-11,700円(-1.16%)の逆行安。累計では-49,800円と、ポートフォリオ全体の足を引っ張る最大の要因です。インバウンド需要の回復やリニア新幹線への期待は長期では本物だと信じていますが、利上げ局面における鉄道インフラ株の重さは想定以上。しばらくは忍耐の保有が続きそうです。
今日の相場概況|日経平均、史上最高値を更新
日経平均は前場から大幅高でスタートし、午後1時6分には一時2,052円高・68,786円と取引時間中の史上最高値を更新。その後は高値圏でもみ合いとなり、利益確定売りに押されながらも1,667円高・68,402円で終値ベースでも史上最高値を更新しました。終値で68,000円台をつけるのも史上初です。
TOPIXも一時は史上初の4,000ポイントを突破。AI・半導体への成長期待が相場全体を引き上げた格好で、市場関係者からは「7万円も視野に入ってきた」という声も出ています。前日の米国市場で主要3指数とAI・半導体関連株指数がいずれも最高値を更新し、その流れが東京市場に波及しました。
一方で気になるのが中東情勢です。戦闘がまだ続いているにもかかわらず、市場ではすっかり「終わった話」として扱われつつある雰囲気があります。地政学リスクへの感度が鈍麻しているとすれば、それ自体がリスクかもしれません。
植田日銀総裁の講演——6月利上げはほぼ既定路線か
今日の引け後に植田総裁が都内で講演を行いました。内容は市場にとってかなりタカ派のメッセージです。物価の上振れリスクが高まれば「利上げの是非についてしっかりと議論する必要がある」と述べ、早期実施に前向きな姿勢を示しました。
注目すべきは、前回の12月会合利上げ前にも同様の発言をしていた点です。あの時と同じパターンであれば、今月の利上げはほぼ確実視されます。実際、金利スワップ市場が織り込む今月会合での利上げ確率は、すでに88%程度に達しているとのことです。
総裁講演後、円は対ドルで一時159円30銭台になりましたが、足元では159円80銭付近で推移しています。160円を超えるかどうかという水準です。為替介入の口先すらまだ聞こえてきませんが、状況次第ではいつ動いてもおかしくない水準です。明日の材料としては、米国のISM非製造業景気指数、ADP雇用者数、そして半導体のブロードコム(AVGO)決算が注目されます。
史上最高値の日に、なぜ私だけ取り残されるのか
日経平均が歴史を塗り替えた今日、正直なところを言えば「なんで私の口座だけこんなに静かなのか」という気持ちが一番先に来ました。
三井海洋、KDDI、トヨタは上昇してくれました。それは素直に嬉しい。でも最大保有のJR東海が-11,700円の逆行安、中部電力も失速——日経平均+1,667円という歴史的な日に、足を引っ張る銘柄が存在するという現実は、なかなか笑えません。
JR東海については、もはや愚痴のレベルを超えています。新幹線は今日も満席で走っているはずです。訪日外国人も増えている。リニアだっていずれ動く。なのにこの株価の重さは何なのか。利上げ懸念と言えばそれまでですが、「報われない努力」という言葉が投資にも当てはまるとは思いませんでした。……品よく、このくらいにしておきます。
中部電力の失速も植田発言が原因でしょう。利上げが現実味を帯びるほど、電力・インフラ株には向かい風が強まります。ディフェンシブのはずが、金利環境の変化で攻められている——皮肉な話です。
それでも、今日の相場で一つだけ学んだことがあります。全面高の日こそ、ポートフォリオの「弱点」がはっきり見える日だということです。上がるべき日に上がらない銘柄は、何か本質的な問題を抱えている可能性がある。規律ある投資家として、そろそろ正面から向き合う時期かもしれません。
明日も相場は続きます。端くれ投資家の奮闘は、今日もまだ終わりません。
