【ナンピン戦略の再評価】含み益が出ても安心できない理由と、長期保有株の「損切りライン」再設定
先週末、約1ヶ月ぶりにポートフォリオが含み益に転じました。これは喜ばしい事実ですが、同時に「次の下落」への不安もよぎります。私のようなプロではない投資家の端くれにとって、最大の課題は感情的な判断を防ぐことです。
含み損を耐え抜いた経験から学んだのは、「上昇局面でこそ、次にどこで撤退するか」を決めておく冷静さが不可欠だということです。今回は、長期保有銘柄に対するナンピン戦略の甘さを反省し、損切りラインの再設定を行いました。
重要なのは、評価益に惑わされず、損失を限定するための具体的なルールを持つことだと思います。
📉 長期保有株にこそ「質的」損切りラインが必要な理由
「長期だから大丈夫」という言葉は、しばしば損切りを遅らせる言い訳になります。しかし、私たちが信じる企業の「質」が変化した場合、その判断を誤ると、損失は雪だるま式に増大します。
- 前提の崩壊: 企業の業績悪化、業界の構造変化など、購入時の「成長性」シナリオが崩れた場合。
- 資金効率の悪化: 塩漬け株が資金をロックし、他の成長株へ投資する機会を奪います。
📈 ナンピンの「甘さ」を排除した再設定方法:ファンダメンタルズ基準
私は以前、株価が下がったら「少しずつナンピン」という甘いルールでした。今回は、企業のファンダメンタルズに明確な異変が見られた際をトリガーとします。
✅ 損切りラインの設定ルール(ファンダメンタルズ基準)
- トリガーの明確化: 損益計算書(PL)で「償却費を除く営業赤字」を連続2期確認した場合を「危険水域」と見なす。
- ナンピンの凍結: 危険水域に到達した場合、株価基準での感情的なナンピンは禁止し、追加資金の投入を一旦停止する。
- 最終損切りライン: 成長性の前提が完全に崩れたと判断した場合(例:市場シェアの急激な低下など)は、価格に関わらず躊躇なく売却する最終ラインとする。
🌟 まとめ:冷静な準備こそが最高の防御策
含み益が出ている今、次の下落相場に備えて損切りラインを設定することは、最も心理的抵抗が少ない最高のタイミングです。プロではないからこそ、ファンダメンタルズに基づいた機械的な判断ができるよう、準備を怠らないようにします。
このルールを徹底することが、感情に流されやすい「投資家の端くれ」の最大の防御策であり、成長の糧となるものと確信しています。
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