2022年3月。世界がインフレと地政学リスクに揺れる中、私のポートフォリオは「壊滅」と「執念」が入り混じる、異常な熱量を帯びていました。今振り返るのも恐ろしい、あの「地獄の淵」での記録を残しておきます。
1. 絶望の「ひな株USA」:含み損100万円へのカウントダウン
当時の私を最も精神的に追い詰めていたのは、米国株でした。ネットフリックス(NFLX)をはじめとする保有銘柄が、まるで底が抜けたかのように急落。含み損は▲866,478円に達していました。
(当時のアメ株:可愛いネーミングとは裏腹の、可愛くない損失額)
「ひな株USA」という響きとは裏腹の、惨憺たる数字。深夜の米国市場が開くたびに、少しずつ削られていく資産。ちょっとやそっとのリバウンドでは届かない深みまで沈み込み、まさに「爆損」の二文字が頭をよぎる日々でした。
2. 命がけの「NTT」3,500株:破滅を食い止める防波堤
この壊滅的なアメ株の穴を埋めるべく、私が命運を託したのがNTT(9432)の集中投資でした。現物と信用を合わせて3,500株。当時の私の資産規模からすれば、文字通り「命がけ」の勝負です。
(NTT:3,500株の執念が、+66万円の含み益を叩き出す)
幸いにもNTTは絶好調。含み益が+66万円を超えたことで、アメ株の爆損を相殺し、トータルの含み損(評価損益)を▲2万円台まで押し戻していました。「運気が上向いてきた」と自分に言い聞かせ、この防波堤が決壊しないことを祈るような毎日でした。
3. 足を引っ張る「メルカリ」:重い日本株現物
一方で、日本株の現物ポートフォリオも決して順風満帆ではありませんでした。全体では+18万円の含み益が出ていたものの、期待のメルカリ(4385)が赤字決算による低空飛行を続け、全体の足を大きく引っ張っていたのです。
(現物:アプリの使い勝手は最高だが、株価は「参った」の状態)
「メルカリはこんなところで終わる銘柄ではない」という確信と、赤字による厳しい現実。NTTの攻めと、アメ株・メルカリの耐え。私のポートフォリオは、この時すでに限界まで張り詰めていました。
結びに:地獄を知る者が持つ「歩法」
確定損失▲58万円を抱えながら、アメ株の爆損に耐え、NTT一本足打法で生還を試みた2022年。この時に刻まれた「焦燥」と「執念」こそが、日経平均5万円という未踏の地平で2026年を迎えようとしている、今の私の投資判断の礎となっています。
地獄を知る者は、強い。そう信じて、新しい年の相場へも、一歩ずつ歩みを進めます。