2026年3月1日、日曜日。穏やかな休日の朝を、文字通り「戦慄」が駆け抜けました。トランプ米大統領によるイラン最高指導者ハメネイ師の「死亡」発表。そして、米国・イスラエルによるテヘランへの大規模な先制攻撃。これはもはや、単なる地政学リスクという言葉では収まりきらない、世界秩序を揺るがす超弩級の事態です。

2月最終週の着地と、突きつけられた極限の現実です:
評価損益合計:+273,460円(+4.75%)
金曜夜の時点でNYダウは521ドル安、日経先物も460円下げていましたが、この日曜朝のニュースはそれらを完全に「過去のもの」へと変えてしまいました。3月相場の幕開けは、まさに「戦時下」としての洗礼を受けることになりそうです。
トランプ氏の死亡発表に対し、イラン側は即座にハメネイ師の「無事」を主張。情報の真偽は深い霧の中にあります。しかし、投資家にとって重要なのは真実そのものより「市場がどう反応するか」です。体制転換を狙う米国の強硬姿勢は明白であり、中東の火種が世界市場を焼き尽くすリスクを無視することはできません。
■ソフトバンクグループ(9984):4.7兆円の「ASI戦略」とAIへの疑念
この混乱の直前に発表された、OpenAIへの4.7兆円(300億ドル)という巨額追加出資。孫社長が描く「ASI(人工超知能)」への道筋ですが、明日の相場では極めて厳しい視線にさらされると思います。
OpenAI自体は1,100億ドルの調達を完了しましたが、NY市場では「これほどの巨額投資に見合う利益が本当に出るのか?」という疑念が再燃しています。ハイテク株売りの波に地政学リスクが重なり、SBGの株価はボラティリティの極限に挑むことになります。まさに、投資家の「確信」の強度が試される場所です。
■サイバーSOL(436A):好決算は嵐を耐え抜けるでしょうか
明日、3月2日はサイバーSOLにとって運命の「審判の日」です。第3四半期の最終利益7.6億円、進捗率76.1%という輝かしい数字。本来なら「買い」一択の好材料ですが、この歴史的な地合いの悪化がそれをどこまで押し潰してしまうでしょうか。
情報の真偽が不明な時こそ、市場は最も不安定になります。もし明日、寄り付きでパニック的に叩き売られる場面があれば、そこは「数字の裏付け」を信じる者の規律が試される場所になります。情報戦の霧の中で、自分の確信を灯火にするしかありません。
■個別銘柄の展望:赤い火柱と停滞のコントラスト
PKSHA(3993)の真価
200株保有のPKSHAは、これまで独歩高で赤い火柱を立ててきました。しかし、AIセクター全体への不信感と中東リスクにより、一旦は利益確定売りに押される可能性が高いです。実需を伴うAI企業としての底力が、この嵐の中で試されます。
太陽誘電(6976)の忍耐
お祭り騒ぎの蚊帳の外で、ひっそりと含み益を削り続けています。全体がリスクオフに傾く中、独自に反発する力があるのか、それともさらに沈むのか。面白くない状況ですが、規律を保ち冷静に対処します。
■月曜日の戦略:嵐の中の「規律」と防衛線
月曜日の日経平均は、58,000円の大台を維持できるかどうかの瀬戸際から始まると予想されます。VIX指数は20を超え、恐怖と不透明感が支配する一日になるでしょう。
私は軍事専門家でも政治記者でもありません。ただの「端くれ投資家」です。だからこそ、情報の精度を競うのではなく、届いた情報をもとにどう資金を守り、どこで確信を貫くかに集中します。安易な押し目買いは控え、まずは中東の報復規模と原油・為替の反応を注視します。
3月相場は、バラ色の夢から覚め、血の通った現実と向き合う月になります。胃の痛む日々が続くかもしれませんが、そんな時こそ、規律を持って自分のポジションを守り抜くこと。嵐の月曜日、覚悟を持って挑みます。
BELIEVE IN CONVICTION.
「損切りは規律ではない。確信を貫くことこそが真の規律だ」